着物の本当の味が出るのは、ミセスのなかでも特にある程度の年齢になった奥様になってからといわれます。
若々しいお嬢様とは違い、ふんわりとした包み込むような内面的なふくよかさや女性らしさがにじみ出てくるからでしょう。
ある程度年齢を増したミセスの着付けは、女性として豊かさや上品なお色気を感じさせるように仕上げるのが、年齢に見合った美しい着付けとなります。
また、着こなしに、着物を着る方それぞれの個性が出てくるのもこの年代からでしょう。
◆衣紋
衣紋は、やや抜きかげんにします。7センチ〜8センチくらいが適当でしょう。半えりも心もち多めに出すと、やわらかい感じになります。
◆胸の合わせ
ゆったりと合わせます。
◆帯
帯は、腰骨にかけて下めに結ぶと落ち着いた雰囲気になります。
※同じミセスでも、若い奥様の場合はお嬢様よりは低めですが、熟年のミセスよりもやや高めにします。
おたいこは、山を低めにし、下部をふっくらとふくらませると、奥様らしい落ち着きが出ます。また、おたいこの下側やたれを斜めにすると、やわらかさと、たおやかさが生まれます。
◆帯締め
帯幅の3分の1の位置に締めます。
※若いお嬢様の場合は、帯締めは帯幅の2分の1の位置にしめると初々しい、若い美しさが引きたちます。
一方、お歳を召した方の場合は帯締めの位置を下めに締めると、年配らしい落ち着きと貫禄が出ます。
奥様と一口でいっても幅がありますので、それぞれの年代に合わせて調節するとよいでしょう。
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